月別アーカイブ: 2021年9月

エンジン組み直し後

今週はお客様とても少なかったので、またしても個人的な内容ですみません。

MD90のエンジンを組み直して1週間。まだ2回ぐらいしか乗車していないのですが、始動直後にうっすら白煙が気になります。分解前は無かった現象です。

考えられる理由をまとめてみます。

1.エンジンオイルを入れすぎた。2.バルブステムシールの損傷。3.ピストンリングの消耗によるオイル上がり。

1については思い当たる節があります。実は規定量0.8Lよりやや多く0.9Lに満たないぐらいですが、入れていました。この為による現象ではないかと考えています。何故多く入れたのかと言えば、組み立てたばかりだったからです。一応、内部の部品一つ一つにオイルを塗りながら組み立ててはいるものの、やはり油分の不足による摩擦やかじりが心配だったものですから。

2について、これはシリンダーヘッドの吸気及び排気バルブのステム(軸)に付いているオイルシールが劣化すると起こり得る現象で、一般にはオイル下がりと言います。実はシリンダーヘッドに付着したカーボンを除去する際にガスケットリムーバーという強力な剥離剤を使用しました。この成分がもしかするとバルブとバルブシート面の隙間から侵入して、シールを侵してしまったのでは…とも。粘性の高いケミカルではあるのですが。

3については正直考えにくい。分解する時、組み立てる時にピストンリングを確認しましたが、張力は十分に残ってましたしシリンダーを取り付ける際にも適度な抵抗感がありました。これも可能性は低いのではないかと。

というわけで、個人的な見解としてはエンジンオイルの入れすぎではないかと考えています。そうであってほしい…。

このエンジン、オイルの全容量が0.9Lに対して交換時に注入する量が0.8Lなのです。かなりシビアだと思いません? まあ100mlの差は十分に大きいと考えるべきなのか、それともたった100mlと考えるべきなのか。

けれど、確かに多めに入れたことは間違いないので入れ直してみようかと思っています。

これで直らなかったら、いよいよ乗り換えなくてはいけないでしょうか…。「カブくん(50cc)あるから良いじゃん」、確かにその通りではありますが、TPOに応じて乗り分けたい性分ですから。それにね、冬はアレの問題に悩まされるんですよ。塩化カルシウム、凍結防止剤とやらに。

素人整備なのでどうかお手柔らかに。

夏はどこへ行った?

しばらく更新してなかった気がします。ごめんなさい。

今年って雨ばっかりじゃありません? いつの間にか9月に入っちゃったし。8月は晴れたと思ったら猛暑、酷暑。

一体どうなってるんだろう…。

先週の土曜日、ご存知の方もご存知ない方も多いかもしれませんが、テレビでチラッとマタタビが紹介されました。(瞬間をまだ観てないのですが)

チラッと現れるイメージ図

「日本全国ドラレコ旅」の第6弾で写真のみではありますが、取り上げていただきました。この場をお借りしてではございますが、感謝いたします。

緊急事態宣言による自粛ムードの影響か、優れない天候の影響か、どちらでもないのか、お客様が少なかった1ヶ月。私はまたしてもエンジンオーバーホール(?)をしていました。

去年オーバーホールしたはずのMD90ですが、ギアチェンジの時にショックが大きかったり、ギアが入らなかったり原因不明の症状に悩んでおりまして。

もしかするとトランスミッションのギヤシフトドラムかシフトフォークが損傷してるのでは?と思ったものですから、思い切って全分解したのであります。結果違ったんですが。

何とも恥ずかしいことに、原因はシフトドラムの組み付けミスでした。具体的にはシフトドラムをL.クランクケースに固定するボルトを取り付け忘れていたことで、シフト操作時にシフトフォークが動くことによって固定されていないシフトドラムが動いてしまう…。それによりメインシャフトギヤとカウンターシャフトギヤが上手く噛み合わず変速ショックを生み出していたようです。

カウンターシャフトのトップギヤはクラックが見つかったので、いずれにしても組み直しをして正解でした。

分解から3週間ほどで再び完成

今週の月曜日に完成しまして慣らし運転を。この車は配達業務で使用するので、早速業務に。でも慣らしなので必要以上に回転数上げないように。

ご存知のようにMD90は元々、郵便配達専用車ですから停車頻度の多い小型荷物の配達業務には最適なのです。一般ユーザーには不評の3速ミッションも短距離における発進、停車には使い勝手が良く14インチタイヤとアップハンドルによる優れた旋回性など。

逆に長時間運転、長距離走行は苦手。長距離のツーリングにも何度か行きましたが、半日ほど乗ってると疲れてきます。

新車から8万キロを走破した長年の相棒

先月の配達業務ではピンチヒッターとして活躍してくれたカブくんことスーパーカブ50。燃費と経済性能は最早、この車の右に出る存在は無いと言えるでしょう。業務中における走行性能ではMD90に軍配が上がりますが、50ccノーマルエンジンの燃費性能はやはり最強。冬の嫌なシーズンに入るまで、物量が少ない日はこちらにお世話になろうかと思っているぐらいであります。

こちらも3速ミッション車ですが90ccと違ってローからトップまで各ギアの間隔がほぼ均一で自然にシフトアップしていく感じ。

道路事情だのスピードが出せないだの…、不満に思えてくることは多々あるかもしれませんが、急がない旅をするなら、或いは移動に掛かる費用を抑えようとするなら、この子がイチバン。

シリンダーヘッドのバルブカーボン噛みが気になりはじめて10年近く経ちますが、特に異音も無く燃費も良好、パワーダウンも多分無くて、本当にこのまま10万キロまでエンジン分解すること無く走れそうな気がします。実現できるといいな♪

という感じで、開店休業の日もあるけど楽しみながら過ごしております。有名スポットに飽きてきたら…、何か一つ興味持っていただけたら、是非遊びにお越しください!