去年の今頃だったか、トランシーバーを買ったという記事を書いていたと思います。実は私、バイク以外の趣味としてアマチュア無線もやっています。(世界に一つしかないコールサインも持ってます)
アマチュア無線というのは金銭上の利益を目的とせず、個人的な無線技術の興味によって行う自己訓練や技術的研究の業務であります。なので、仕事に使ってはいけません。
今はインターネットやケータイで事足りる時代ですが、これらの技術が普及する前はアマチュア無線がケータイの代わり、インターネット掲示板の代わりだったことだと思います。(私が子供の頃は既にインターネットが当たり前に使える時代だったので、実際のところどうだったんでしょうか。)
中学の頃に第四級アマチュア無線技士、高校入って直ぐに第三級アマチュア無線技士の従事者免許を取ってアマチュア無線局を開局していました。7年ぐらいやっていたと思います。スーパーカブに乗り始めた頃ぐらいまでは盛んに運用していて、ツーリングがてら移動運用を楽しんだりもしていました。
その後、少し飽きてしまって笑、移住してから無線局免許失効と共に辞めていたのですが、再び興味を持ちはじめて2018年だったか、2019年だったか(どちらか忘れた)新たに開局申請をしました。
実際のところ、本当に熱中し始めたのは去年、新しいハンディ無線機を買ってからなんですが。
今愛用している無線機がこれ。2台写ってますが、左の機種がアマチュア無線用の無線機です。アルインコのDJ-S57という144MHz帯と430MHz帯の2波に対応するFM無線機です。
シンプルながらバッテリーの持ちがとても良いのと、優れた防塵防水性。充電式バッテリーと急速充電器の他に乾電池ケースがついてくる!というありがたいオールインワンパッケージで、隠れた名機だと個人的には思っています。
で、アマチュア無線で何を楽しむの?と聞かれると、遠く離れた人と会話をするのが主な楽しみです笑 もちろん近くの人に応答を貰う事もあります。私は無線仲間がほとんど居ないので、「CQCQCQこちらは…」と基本的には不特定多数の人を呼んで会話をしています。
簡単に言えば電話ごっこ? アマチュア無線の話題(どんな無線機、アンテナ使ってる)が基本ですが、お互いにバイクも趣味だったりすると、どんなバイクに乗ってるとか、今度ツーリング行きませんか?的な(まだ未経験)話題も楽しめるし、楽しい。
それと一時期、インターネットを介して交信するような事もやっていました。これはノード局と言う無線機とインターネットに接続されたパソコンを中継局として利用し、DTMF信号(ピポパ音)を送出できる無線機で接続、切断の操作をすることにより、同じく遠く離れたノード局で待機している無線局を呼び出すという方法です。インターネット無線
昔はWiRES-IIやEcholinkというシステムを利用していました。今はよく知らない(勉強不足でごめんなさい)
私が運用するバンド(周波数帯)は主に144MHz帯と430MHz帯、それぞれFMモード。ハンディタイプ、モービルタイプの無線機はこれらのバンドに対応しているものが主流で、機材の準備も手軽にできるベーシックなバンドです。
ハンディタイプの無線機なんぞ出力も小さいので、運用する環境に左右されるのですが、それがまた楽しい。アンテナを付け替えたり、立ち位置を変えたり。こんな事でも明瞭度が変わるんです。
仲間同士でツーリングやドライブを楽しむ方にもオススメ。今は専用のインカムが便利なようですが、ハンディ無線機なら最大で5w、モービルタイプなら20~50wで、これらの無線機は外部アンテナの使用も可能ですからお互いに姿が見えない程離れているような環境でも交信できる事があります。
最近はBluetoothに対応した機種もあるようですよ。
古いようで、技術の発展と共に地道に進化している趣味と言えます。是非チャレンジしてみてはいかがでしょう。
しつこいようですが、アマチュア無線をやるにはアマチュア無線技士の資格とアマチュア無線局免許が必要で、仕事の連絡には使えません。