今日の話題はホンダ スーパーカブの郵便配達専用車、MD90。MDとはメイルデリバリーの略です。
ここ半年、休みの度にこのバイクのレストアに取り組んでいました。レストアというか壊れちゃったんですよ。
今年の1月だったかオイル交換をしようとドレンボルトを外した時に、ボルトを再び締めようとしたら締まらなくなって。
潔く廃車、売却という気にはなれず。エンジンを降ろして
新しいクランクケース(ドレンホール側のみ)を購入して組立。
クランクケースだけの予定だったのですが、シリンダーブロックの錆び付き、固着が酷かったのでシリンダーとシリンダーヘッドも新調…。
乗ってなかったC100を売却、売り上げ分で賄えました。
それだけに留まらず、塗装の状態も悪かったので再塗装しました。
あと、ステムベアリングのレースが傷んでたのでレースも交換しました。専用工具など持ってないので、あるもので代用、安く手に入るもので工具自作。
組立を終えて、いざエンジン始動するもアイドリングしなかったので、キャブレターのスローが詰まってると判断。
面倒ですがレッグシールドやらエアクリのホース、スロットルワイヤーを外してキャブレタークリーナーを注入。
あと、スロットルワイヤーのスロットル側の取り付けに不備があったので、それも直して。やっとのことで安定したアイドリング。
このバイク、設計がとても古くて。
たとえばエンジンはポイント点火のエンジンをC.D.I化して造られているのでカムシャフトのところに進角装置が付いていたり。エンジンそのものはキャブレター最終のスーパーカブ90と違って、ベンリィCS90のエンジンがベースになっているそうです。
フレームボディも50年近く前のスーパーカブC90がベース。フロント周りはCT90でしたっけ?
CT110も全く同じ、ボアアップ版だと思ってましたが、CT110に関してはもっと進化改良されていました。
どうにか完成しましたが、心残りなのは点火系。
パルスジェネレーターのセッティングはまあまあみたいですが、いずれタイミングライトを用いてチェックしたいです。
走行距離が8万キロ近いので、C.D.Iユニットとジェネレーター、イグニッションコイル、ハイテンションコード、プラグキャップも取り替えたいところなのですが。
エンジンと燃料タンクを取り外さないとイグニッションコイル、ハイテンションコードの着脱ができないので、非常に面倒臭いです。
ともあれ、今のところ大丈夫そうなので近日中に試運転したいですね。
「出先でエンジン掛からなくなったりしないでね」心からの願い
再塗装のおかげで車体も綺麗になったし、サイドカバーとか一部はピンク色で仕上げたので「さくら」のステッカーにふさわしい仕上がりとなりました。
ここまでの修理で幾ら掛かったのか、あまり計算したくありません笑
新車のスーパーカブ買えたりするのかなぁ。現行のスーパーカブ110プロも欲しいな~とは思ったんですよ。
でもこのバイクはまだ5年ほどしか乗ってなかったので買い換えるには早いかなと思いまして。
早く梅雨明けしてほしいですね~ 最近バイク乗れてません。